2006年 11月 07日
やすし。~美大祭レポート
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うすにはった水にうつるお月さん。
最終日の月はまるくてきれいだった。
美大祭が3、4、5とあった。
いろんなイベントもあり、多くの来場者もあり、夜には飲み会ありと、
学生も十分に楽しんだ。
酒と関わらない僕も本当に充実したときを過ごさせていただいた。
僕の三日間は模擬店につきっきりだった。
ただの調理班の一員なのに、
毎年の経験のおかげで「餅がつけてまるめれる」といってよい役職につかせていただいた。
準備期間中は大して頑張ってもおらんのに、わるいねえ。
ついでに謝っておくと、最終日の飲み会で機嫌よくなさそうに振舞ってしまいわるかったねえ。
一番最後の最後に店長ありがとうって紹介されたときは、本当嬉しかったよ。
ありがとうございました。
店長の朝は早い。
6時から餅つき準備にはいる。
といっても、実際前日夜遅くまで仕込みを頑張ってくれた副店長のおかげやけどね。
副店長っていっても、僕よりがんばってくれておつかれさまでした。
3日連続で友達一人を電話で起こして手伝わせ、早朝餅つきをし、
寝起きの他の店の店員に餅の訪問販売をした。
朝早いのは気持ちいい。
正月のにおいがした。
やすしの説明をする。
やすしは担任の先生の名前からとった店名である。
繁盛も繁盛、つけば即売り切れ、行列のできる餅屋だった。
メニューは以下のとおり。
きなこ。 一つ100円。二つで200円。店内だとお茶付き。以下同じ。
しょうゆ。
おろしぽんず。
はちみつシナモン。
そのほかのメニュー。
汁物は200円でぜんざいとぞうに。
250円のキムチ煮込みもち。
米粒入りの上手く炊けなかった餅は揚げ餅にして、
味はノーマルもちと同じ4種で2つ入り100円。これがまたうまくできた。
やすしはとてもよい店だ。
ベスト模擬店賞は逃したが、これは間違いなくベスト模擬店だ。
まずやすしは営業時間がすごい。
朝は6時から開店し、他の店が飲み会場になる頃まで営業し続ける。
初日の仮装パレード中も、講演会中だって休まない、無休の店だ。
常に何人かが協力して店をきりもりしている。
やすしは雰囲気がいい。
とても開放的だ。
こたつのある座敷も用意してあるが、気軽にお客さんが立ち寄れるカウンターがメインだ。
看板も大きく、抵抗なくお客さんが入りやすいつくりになっている。
店の前にも松の生えた広い空間があり、そこでもちもつけて、いい絵になる。
店内からももちつきを見ながらくつろぐことだってできる。
クジでいい場所を引いてくれて良かった。ごちゃごちゃ地帯じゃもちつきもできん。
家族づれも、もちつき興味に楽しく近づいてきてくれる。
もう全体的なつくりが、客観的に見て、なんか無理をしていない「いい感じ」なのだ。
これは同時においしそうにも見える。
そしてやすしは本当においしい。
その場でつきたてを出すのだから当たり前だ。
何回も試作を繰り返した、こだわりの味だ。
つきたてもちを食べたことがない人は感動するだろう。
しかもやすしは安い。
100円の価格設定だ。
種類も豊富で、手軽におやつ感覚で買って行きやすい。
そのおかげでリピーター率が非常に高い。
3、4回来てくれる人もそれはたくさんいた。
これは繁盛の大きな原因だ。
やすしはあまり酒を売らない。
正確には出し忘れていたというか、あまり出す気がなかったのだが、
一番金になると思われるアルコールもあつかんくらいしかほとんど出さず、
しかもこの安さで10万ほどの売り上げを出したのは、すばらしい。
本番中も、こうやってべたべたに自分たちを褒めながら仕事していた。
やすしの厨房。
よく電機とんだわ。
店の前、松の下のもちつき場。
つきたてのやすしのもち。
左は粒入り揚げもち用。
右はそのまま味付けて売られる。
暖かい座敷。
夜はいつも何人かが酔った勢いで泊まってくれていた。
これは朝6時の様子。
サンプル展示。
これがあるとないとでは全然売れ行きが違う。
やすし成功の理由は、細かいけど、他店と比べてこういうとこにもあるのかもしれない。
あともうひとつ嬉しいことだけ書いておく。
初日、僕と数人だけ店にいる間、ほとんどの人は仮装パレードに出ていた。
そして、うちのクラスはこの仮装で優勝して賞金5万を獲得してくださった。
みなさん、おつかれさまでした。
パレードの様子は北國新聞の記事になっていた。
しかもうちのクラスがメインに写っていたので、ここに載せておく。
何度もくどいですがクラスの方々、ありがとうございました。
感謝感謝です。
ぼくもほんとに楽しかったでできたんやろうな。
やないとこんなフルで働かんよ。
あと、撤収作業、寝坊してごめんなさい。
by taraijabu4
| 2006-11-07 23:53
| ◆日記とかあれとか